JAL子会社LCC「ZIPAIR」 ホノルルへ就航!?
JALが設立する中長距離LCCのZIPAIR(ジップエア)が公式ホームページを立ち上げました。
ZIPAIR(ジップエア)とは?
JALが設立する国際線中長距離のLCCです。JALの子会社が運営しており、JALグループの一員です。
JALはすでにジェットスタージャパンの運営に大きく携わっていますが、ジェットスタージャパンの株式はJALとカンタス航空が33.3%ずつ出資しており、JALの完全子会社ではありません。
今回設立されたZIPAIRはジェットスタージャパンとは異なり、JALの完全子会社ということです。
運航の開始は2020年春を予定しています。
ZIPAIRの就航路線
現在、公表されている就航予定の路線は
・2020年 サマースケジュール 東京(成田)=バンコク(スワンナプーム)
・2020年 サマースケジュール 東京(成田)=ソウル(仁川)
となっています。
ジェットスタージャパンが就航している香港、台北、マニラ、上海とはかぶらないようにしているみたいですね。
将来的には、欧米への就航を予定しています。
ZIPAIRの採用機材
採用された機材はボーイング787-8型機です。1年に2機ずつのペースで就航させるそうです。
最初に投入される2機に関しては、JALが使用していた機材を改修して運航するらしく、JALで採用されている設備をそのまま使用するそうです。したがって、Wi-Fi設備の搭載が予定されています。
シートピッチは他社のLCCに比べてかなり広くなることが予想されます。JAL自体がエコノミークラスに力を入れていることもあり、そのノウハウをつぎ込むのでしょう。
ハワイ路線へ参入!?
ZIPAIRは欧米への就航を予定しています。ハワイ、グアムへの就航も検討されているようです。ハワイといえば、古くからJALの牙城ですね。
ANAはA380を就航させることで、JALの牙城を切り崩しにかかろうとしています。
ANAはA380というマンモス機を就航させ、ファーストクラスやカウチシートタイプのエコノミークラスで差別化をはかっています。
一方のJALは、フルキャリアに加えLCCを就航させることで、選択の幅を広げる戦略のようです。おそらくZIPAIRを使うJALパックなんかも出てくるのだと思います。
ZIPAIRとJGC修行
ZIPAIRのマイレージサービスに関しては、明らかなされていませんが、JALのJMBと何かしらの連携はあると思います。
例えば、オーストラリアのカンタス航空とその子会社であるジェットスターの場合、マイレージサービスはカンタスフリークエントフライヤーに統一されています。
ジェットスターに搭乗した場合、Starter Plus以上の運賃でポイントが加算される仕組みになっています。また、上級会員にはボーナスポイントが付与されるようになっています。
JGC修行へどれほど利用できるかは謎ですが、JALとのコードシェアなどもあり得るので、何かしらの影響は考えられますね。ZIPAIRの動向も見守っていきましょう。
公式ホームページはこちら http://www.zipairtokyo.com/ja/job/